下からビールの仕組みが気になるあなたへ—グラス底から泡が立ち上がるボトムアップ方式は見た目も楽しく理にかなった技術です。


瞬冷式との違いや東京で体験できる店、導入コストまでをやさしく解説します。読み終えたら、週末どこでトルネードビールを味わうか決めたくなるでしょう。
この記事のポイント
- 下から注ぐ原理
- 衛生対策の実際
- 東京の提供店
- 導入コスト目安
下から注ぐビールの仕組みを解説
ボトムアップ方式の原理をやさしく解説
下からビールが湧き上がるしくみは、グラス底の小さな穴とマグネット式バルブがカギです。ジョッキを専用サーバーのピンに乗せると、炭酸ガスの圧力でビールが一気に押し出され、穴は注ぎ終わると自動で閉まります。


- グラス底の仕組み:磁石付きシールが栓の役目。
- 一方向の流れ:外から空気が入らず酸化が少ない。
- スピード注ぎ:300㎖が約3秒で満杯。
特徴 | 従来方式 | ボトムアップ |
---|---|---|
泡立ち | 多め | 少なめで炭酸強め |
酸化 | 空気と接触 | ほぼ密封 |
提供速度 | 約10秒 | 約3秒 |
2018年9月に渋谷ストリームへ導入された「Bottoms Up」は、見た目も楽しく行列ができたほどです。
瞬冷式とアサヒサーバーの違い
両者とも下から注ぎますが、冷やし方と演出が異なります。
瞬冷式は「冷たい管を通す→一気に冷却」方式、アサヒのトルネードサーバーは「渦を巻きながら注ぎ最後に泡を足す」演出が特徴でしょう。
項目 | 瞬冷式 | トルネード(アサヒ) |
---|---|---|
冷却方法 | -2 ℃のコイルで瞬間冷却 | 事前に樽ごと4 ℃管理 |
見た目 | 透明にスッと上がる | 渦を巻く気泡が楽しい |
メリット | キンキンの喉ごし | ショー効果で客単価↑ |
注意点 | 専用電源が必要 | グラスとノズルの接続精度が重要 |
前述の通り、どちらも専用ジョッキを使うため家庭では再現が難しいかもしれませんね。
衛生面は汚いのか清潔なのか
不衛生と感じる声は「唾液が逆流しそう」という不安から生まれます。
しかし実際はビールが一方向に流れるため戻りは起こりません。
- ノズルは毎営業日分解洗浄が推奨。
- グラス底のマグネットは高温水で15分以上消毒。
- ピンの先端をアルコールで拭くとより安心。
それでも汚れが残るとカビや雑菌が繁殖しやすいので、店は清掃記録を掲示すると信頼されるでしょう。
利用者は「洗浄中」の札がある店を選ぶと安心できますよ。
下から飲むビールの仕組みと導入費
東京で飲める主な提供店舗
都内で下からビールが湧き上がる仕組みを体験できる店はまだ少数ですが、代表的なスポットを紹介します。


友達と訪れて、渦を巻くトルネードを楽しみましょう。
店舗名 | 導入日 | サーバー方式 | ひとこと |
---|---|---|---|
渋谷ストリーム 内バー | 2018/09/10 | Bottoms Up | 見た目が楽しい |
クラフトビールタップ 渋谷店 | 2018/09/13 | Bottoms Up | ドイツ&チェコ樽を提供 |
KFC 東京スカイツリータウン店 | 2014/04/03 公開記事 | アサヒ「トルネード」 | ファストフードで手軽 |
- 各店とも専用グラスが必要で、破損時は店が交換してくれます。
- 提供銘柄は季節で変わるため、在庫を事前確認すると安心でしょう。
現在設置中のスポット一覧
仕組みを体験できる場所は全国約400台と希少ですが、代表例をまとめました。
お出かけの参考になるでしょう。
地域 | 施設名 | 導入年 | メモ |
---|---|---|---|
東京 | 前述の渋谷ストリーム/スカイツリー | 2018〜 | 観光と一緒に楽しめる |
大阪 | クラフトビールタップ 梅田店 | 2018/09 | Bottoms Up導入 |
広島 | 広島駅 オコスタ | 2025動画掲載 | トルネードが人気 |
兵庫 | 阪神甲子園球場 レストラン | 2012 | 国内初導入 |
大阪 | 千里阪急ホテル ビアガーデン | 2017 | 夏季限定 |
今年5月時点で全国設置台数は約400台と報じられています。
サーバーの価格と導入コスト
導入費は一般的なビールサーバーより高めですが、極端に高額ではありません。
1杯400 mLを約8秒で注げる効率も魅力です。
費用項目 | 目安 | ポイント |
---|---|---|
サーバー本体 | 要見積り(既製品+数十%) | 光演出や逆止弁込み |
専用グラス | 数百円/個 | マグネット弁付きで消耗品 |
メンテナンス | 洗浄剤・CO₂ガス代 | 逆流が無い構造で衛生的 |
- 投資回収は提供速度が速いぶん、ピーク時の回転率向上で見込めます。
- 一方で部品調達は限定ルートのため、在庫確認を怠ると機会損失が生じかねません。
下からビール仕組み早わかり!3秒注ぎ体験ガイド:まとめ
Q&Aでまとめますね。
質問(Q):ボトムアップ方式の注ぎ方は?
回答(A):磁石バルブ付きグラスを下から加圧し、高速で泡少なめに注ぎます。
質問(Q):瞬冷式とトルネードの主な差は?
回答(A):瞬冷式は氷点下コイルで冷却、トルネードは渦を見せる演出が特徴です。
質問(Q):衛生面は大丈夫?
回答(A):逆流しない構造と毎日の分解洗浄で不衛生リスクを抑えます。
質問(Q):都内で体験できる店は?
回答(A):渋谷ストリームやスカイツリータウンなど限定店舗で楽しめます。
質問(Q):他の設置場所は増えている?
回答(A):甲子園球場や広島駅など全国約400台へ拡大中です。
質問(Q):導入費はどのくらい?
回答(A):本体は見積もり制ですが専用グラスは数百円で、回転率向上で回収しやすいでしょう。
泡が下から湧くビールの魅力と導入ポイントをまとめました。次に飲む場所が決まりそうですよね。最後まで読んでくれてありがとうございます!