ビールに氷を入れると体に悪い?真実と対策を解説アイキャッチ

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「ビールに氷は体に悪い」は嘘?胃腸への影響と2分で冷やす裏技

ねぇねぇ、暑い日にビールへ氷どーん!ってやりたいんだけど、体に悪いのかな?
わかる!キンキンに冷たいの、最高だよね。結論から言うと、一概に「体に悪い」わけじゃないんだ。ただ、知っておくと安心なポイントがいくつかあるから、今日はその話をしようか。

うだるような夏の午後、冷凍庫の氷をグラスに放り込んで、ビールを注ぐ…考えただけで、のどが鳴りますよね。

でも、ふと「**ビールに氷って体に悪い**んじゃない?」なんて言葉が頭をよぎる…。日本では「邪道」なんて言われたりもしますし、気にするなという方が無理もありません。

実際のところ、私たちの体にとってどんな影響があるんでしょうか?

この記事では、そんな素朴な疑問に答えつつ、氷を入れるメリットや、もっとビールをおいしく楽しむためのコツを、専門家の意見も交えながら、ゆる〜く解説していきます。

ビールに氷は体に悪い?気になる影響をサクッと解説

やっぱり、冷たすぎるのは良くないってこと?
その通り。特に胃腸がびっくりしちゃうんだ。私たちの体はだいたい37℃だから、急に5℃以下の冷たいものが入ってくると、消化の働きが鈍くなったり、血管がキュッと縮んだりするんだよ。

専門家の方も、ビールの飲みごろは6〜8℃がベストだと言っています。(参考:「ビールに氷」はアリ? ナシ? — キリンの現役社員に聞いてみた

氷でキンキンに冷えたビールは美味しいですが、一気に飲むと体に負担がかかることも。特に、こんな影響が考えられます。

  • 胃腸への負担:内臓が冷えると、食べ物を消化する力が弱まり、胃もたれや不快感の原因になることも。
  • 血圧への影響:冷たい刺激で血管が収縮し、血圧が上がることがあります。高血圧気味の人は少し気をつけたいポイントですね。
  • 味や香りが変わる:氷が溶けて味が薄まるだけでなく、冷やしすぎると味覚が鈍感になり、ビール本来の繊細な風味を感じにくくなってしまいます。
そっか…。じゃあ、やっぱり氷は入れない方がいいのかなぁ。
うーん、それがそうとも言い切れないんだ。実は、氷を入れることで得られるメリットもあるんだよ。

実はメリットも!「氷入りビール」の意外な魅力

え、メリットもあるの?
うん!例えば、アルコールが少し薄まるから酔いにくくなったり、炭酸が穏やかになってゲップが出にくくなったりするんだ。TPOによっては、そっちの方が嬉しい場面もあるでしょ?

そうなんです。デメリットばかりではありません。タイやベトナムのように、気候が暑い国ではビールに氷を入れるのがごく一般的なスタイル。文化の違いも面白いですよね。

SNSでも、「#氷ビール」で検索すると、意外と楽しんでいる人がたくさん見つかりますよ。

「BBQのときは絶対ビールに氷!ぬるくなる心配ないし、ゴクゴク飲めるから最高!」

「ビールちょっと苦手だったけど、氷入れたらすごく飲みやすくなった!新しい発見。」

こんな風に、シーンや好みによっては、氷を入れることでビールがもっと楽しくなるんです。

特に、日本のキリッとしたビールより、海外の少しライトなビールのほうが氷との相性が良いかもしれませんね。

氷はもう不要?ビール本来の味を楽しむ「正しい冷やし方」

なるほど〜。でも、やっぱりビール本来の味も楽しみたい!氷なしでキンキンに冷やす方法ってないの?
もちろんあるよ!一番早くておすすめなのが、ボウルに氷水と「塩」を入れて、缶をクルクル回す方法。たった2分くらいで飲みごろになるから、急な来客でも安心!

「やっぱりビールの味は薄めたくない!」というこだわり派のあなたのために、氷を使わずに美味しく冷やす方法もご紹介します。

  • 最速ワザ(約2分):氷水に塩をひと掴み入れ、缶ビールを1分ほど回す。
  • お手軽ワザ(約10分):濡らしたキッチンペーパーを缶に巻きつけ、冷蔵庫(または冷凍庫)に入れる。
  • エコなワザ(約15分):濡らしたタオルを缶に巻き、扇風機の風を当てる。

※注意! 冷凍庫に長時間入れっぱなしにするのはNG。缶が破裂する危険があるので、気をつけてくださいね。

ちなみに、ビールの種類によっても美味しい温度は少し違います。
キリッとした喉ごしが好きな方は、ビールはどんな味?苦くない飲み方と選び方10のコツの記事も参考にしてみてください。

また、健康が気になる方は、ビールの砂糖の量は角砂糖何個?糖質0〜4個分で選ぶ方法で糖質について知るのも面白いですよ。

まとめ:「ビールに氷は体に悪い」は場合による!あなたに合った楽しみ方を見つけよう

つまり、「ビールに氷」は絶対にダメってわけじゃなくて、体調や場面に合わせて選べばいいってこと?
その通り!体のことを考えるなら、冷やしすぎないのが一番。でも、暑い屋外で楽しみたい時や、お酒に強くない人にとっては、氷が最高のパートナーになることもある。TPOに合わせて楽しむのが一番だよ。

「**ビールに氷を入れると体に悪い**」という説。その真相は、「冷やしすぎによる胃腸への負担」でした。

でも、それが必ずしも「悪」というわけではありません。

  • じっくり味わいたい時 → 氷は入れず、適温で。
  • ゴクゴク爽快感がほしい時 → 氷を入れて、薄まるのも楽しむ!
  • 健康がちょっと気になる時 → 常温に近いビールを選ぶ、または量を控えめにする。

こんな風に、あなたの体質やその日の気分、誰とどんな風に飲みたいかに合わせて、自由に楽しむのが一番です。

この記事が、あなたのビールライフをちょっと豊かにするヒントになれば嬉しいです。

さあ、今夜はどんなビールを楽しみますか?

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